企業のサスティナビリティ事業展開を確実にする ISO 50001。その EnMS 国際規格を促進する EnMS-Doc は、実用的な継続的パフォーマンス改善運用を組織に浸透する、わかりやすいガイドラインを作成しました。それがプレゼントする「継続的改善行動ガイドライン」 (EnMS-Cont.Impr.Gdln-M01J)です。
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そのエネルギーパフォーマンス改善の手順を浸透させると、エネルギーだけでなく、事業パフォーマンス改善を浸透させることと同一であることに気付きます。ここは、ISO 50001 と ISO 9001 が大きくオーバーラップする領域です。マネジメントシステム統合をお考えの組織はこの点に注目下さい。
効果的なEnMS運用を実施する重要なアプローチは常に「より良くしよう」というエネルギーを組織のなかに浸透させ、維持することにあります。同時に、予期せぬ出来事や歓迎しない出来事が起こった時あるいは起ころうとした時、EnMSは速やかかつ効率的に対策をとり、その状況を機会に転換する体制を装備していなくてはなりません。言うは易く行なうは難し。実際は組織全員による継続的改善への絶え間ない集中力と、よりよくしようとする積極姿勢と、そこに到達する訓練を必要とします。すぐに完璧を狙えば挫折します。まずはスタートして一歩一歩進歩していくことが重要です(PDCAの真髄)。それには組織の全従業員による「グッド、ベター、ベスト」姿勢を運用面に反映する環境づくりが必要であることを組織は認識しなくてはなりません。その一環として、EnMS運用における「継続的改善ガイドライン」を策定するに至りました。その内容を作り上げる過程で、「継続的改善ガイドライン」は会社の事業運営に相通じるものがあり、EnMS運用と事業運用のその根本は共通していることを認識したこと自体、価値ある成果物となっています。
本文書は、実際の継続的改善活動を想定し、そのEnMS運用が目標としているエネルギー・パフォーマンス改善を達成または達成した状態を維持するよう指導する実用型「EnMS 継続的改善行動ガイドライン」です。また問題発生、不適合などに関わる解決、再発防止策などを改善と位置づけ、問題解決手順も本書に含めています。つまり、問題をプラスに考え、改善へ展開し、さらに事業の機会に転換することを狙っています。
本文書は、継続的改善活動の運用ガイドラインならびに管理規定を定めたものです。主な狙いは、EnMS運用におけるエネルギー・パフォーマンスの改善と達成した改善レベルの維持を主目的とする活動についてのガイドラインと要求項目を定めたものであり、改善と維持活動が必然的に継続的改善へつなげるための手順書でもあります。さらに本文書は組織の全従業員が継続的改善のへの考え方になじむよう配慮してあり、そしてEnMS運用におけるさまざまな状況に対応できる「ベスト行動」を展開できるガイドブックの役割を担うよう作成されています。
従って、要求項目はプラス志向の実用性に富んだ内容になっており、要求項目を反映すれば、確実にサスティナビリティ事業展開を優位に進められることを経営者は認識するはずです。その要求項目を事業運用上有利に展開することを確実にし、確立した体制と運用レベルを確実に維持するには、最低の文書化が必要となります。ISO 50001 の要求項目ごとに中身を吟味すると必ず項目毎に関連する文書の必要性が存在することがわかります。その一覧表「ISO 50001 要求事項の適合に対応する文書(ドキュメント)」を作成しました。 ご興味がある方はぜひダウンロードして見て下さい。
「ISO 50001 要求事項の適合に対応する文書(ドキュメント)」一覧表
ダウンロード
一覧表の内容をまとめると、ISO 50001適合するために12の主要管理文書が重要であることが一目瞭然となります。
EnMS-Doc が「M333J セットメニュー #101,『全12主要管理文書』」を提供している背景はそこにあります。
ISO 50001 の最も優れている点は、必要な管理文書を構築すると EnMS 運用に関わる既存ドキュメント類、手順書、日誌、データ類や省エネ法関連文書などが ISO 50001 適合ドキュメントに格上げされるところにあります。