ロンドン五輪開会式に見た!!
英国産業革命とエネルギーマネジメント
「エネルギーの効率的な経済のためのアメリカ委員会」(American Council for an Energy-Efficient Economy (ACEEE)) が最近発表した独自スコアカードシステムによる評価では、主要経済12か国の中、エネルギー効率化について英国が総合点で第1位になっています。それに敬意を表し、EnMS-Doc は、「環境ビジネス」(日本ビジネス出版社)へ「ロンドン五輪開会式に見た!! 英国産業革命とエネルギーマネジメント」と題する記事を投稿しました。
記事全文「環境ビジネス」ウェブサイトへ
1760年代から1830年代にかけて英国で起こった産業革命は、すでにグローバリゼーションを展開する英国貿易政策がその一因であったことはだれも否定しないであろう。しかし、オックスフォー大学経済歴史学者 Robert C. Allen教授は、著書「The British Industrial Revolution in Global Perspective」を紹介する コラム ( 訳 田中清泰氏) で石炭利用による当時の低廉なエネルギーコストが英国で産業革命が起こった一因としていることに大きな興味を感じた。
英国のグローバリゼーション精神が旺盛であるにも関わらず、しばらく他国で産業革命が進まなかった原因はその経済性、つまりエネルギーコストが英国より高いハードルがあったからだと指摘する。当時木材と石炭が主なエネルギーであったが、コスト面で優位な石炭も、その環境汚染度から木材との価格調整まで考慮された裏話もある。また産業を興すためのエネルギー要因の重要度はすでに浸透されており、石炭のエネルギー効率をいかに上げるかがすでに当時の課題であった。まさに英国では、エネルギーマネジメントは産業革命とともに浸透してきたと言っても過言ではない。
また産業革命は当時の生活レベル向上に一役担ったものの、必ずしも民衆がイメージした幸せにたどり着いていない。労働環境の悪化や環境汚染の問題など負の側面があったことは今回のロンドン五輪開会式で見せつけられた。ところが英国の強みは、負の側面から逃避することなく、問題に真剣に取り組んでいくことにある。つまり、グローバルに産業革命の恩恵を得ている中で、英国は産業革命の負の側面を早くから経験し、その対策に取り組んできた。その過程が、現在のエネギーマネジメントを優位に進めている源であるように考える。
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サスティナビリティ新ビジネス発見ミッション- 英国ツアー - 【11月4日~10日】
今後のサスティナビリティ事業展開に真剣に展開する企業からの強い要望で、EnMS-Doc は、日本ビジネス出版および事業構想大学院大学の共同主催、駐日英国大使館後援「サスティナビリティ新ビジネス発見ミッション=英国ツアー=」企画のコーディネータ役を担っております。本ミッションは視察旅行ではなく、英国における日本市場に興味を持つサスティナビリティ分野で活躍する先端企業との商談を含めたインターフェイスの場や、ソリューションソフトウェア会社のユーザ会議参加によるエネルギーユーザの現場を認識する機会や、英国でスマートシティとしてトップに挑戦する Milton Keynes 市議会が促進するスマート導入後の応用段階のビジネスチャンスを探る機会など、斬新かつ中身の濃い画期的な内容となっています。ご興味がある方はぜひご検討下さい。
英国ツアー
「ミッション」(目的)
日本で、これから必要とされる新ビジネスを発見する
1.節電・省エネの新ビジネス
2.得られたエネルギーデータを使ってはじめる
新ビジネス
2-1 エネルギーと経営管理を融合した
ソリューションソフトウェア
2-2 デマンド管理や例外管理機能などの BEMS
機能を最適化するソリューションソフトウェア
2-3 電力取引および卸業のソリューション
2-4 電力・ガス・再生エネルギー最適ミックス
ソリューション
2-5 エネルギー請求支払効率化ソリューション
2-6 カーボン削減義務ソリューション 「サスティナビリティ新ビジネス発見ミッション- 英国ツアー -」資料ダウンロード
主な行動(企画段階で変更の可能性があります)
11月5日(月) ロンドン
ロンドン大学サスティナビリティ活動視察(「見える化」および M&V(measuring and verification: エネルギー計量と効果評価検証)機能利用施設視察)
● ロンドン大学サスティナビリティ事業内容視察
● 英国参加企業によるサスティナビリティ新事業紹介
● ミッションメンバーによる企業自己紹介
● パネルディスカッション(全員参加)⇒ネットワーキングおよび個別商談
11月6日(火) ロンドン
CEREB (ビル建物再生およびエネルギー効率化センター)にて、再生エネルギーと高度なエネルギーソリューションを組み込んだ
ソリューションソフトウェア企業との出会い。
● CEREB 提供技術: 発熱、ヒートポンプ・パフォーマンス、太陽熱システム、バイオマスボイラーとCHP、太陽光発電、風力発電など
● TEAM Sigma データ収集・分析・報告技法および応用例、ソフトの実演
● wiki50001 EnMS 運用管理ツール 日本語版の実演
● パネルディスカッション(全員参加)⇒ネットワーキングおよび個別商談
11月7日(水)
午前 ロンドン
ウエストフィールドショッピングタウン (West Field Shopping Town) BEMS とソリューションソフトウェアスイートを実用しているショッピングモールを視察
ウエストフィールドショッピングタウン とオリンピック村のサスティナビリティテーマと今後の地域社会への取組視察
午後 Milton Keynes 市へ
サスティナビリティ事業推進市(スマートシティ)Milton Keynes 市 スマート導入後の取組みと事業展開事例
「低炭素社会生活パートナーシップなくしては実現しない:これがサスティナビリティ事業である。」をモットーに、エネルギーの小売供給事業者や配電事業者などにパートナーを組ませ、事業化を市が支援する展開をとっています。
以下のパートナー企業と交流し、新ビジネスのヒントを探ります。
① エネルギーの小売供給事業者
② 配電事業者
③ データ・情報ネットワーク構築事業者
④ 炭素ガス排出削減促進事業者
⑤ 低炭素化社会実現を促進するパートナー事業者へのインフラ支援:Milton Keynes 市議会
11月8日(木) Milton Keynes 市
ソリューション・ソフトウェア企業(TEAM社)年次ユーザ大会参加に参加し、エネルギーユーザとの交流
英国ならびに欧州の最新の電力・エネルギーマネジメントのビジネス動向の情報
● 代表的なユーザによるリューションソフトウェアへの課題や利点についての情報
● 「エネルギーマネジメント」と「エンタープライズ」を融合するソリューションソフトウェアの最新情報
● ユーザ約120社との交流による幅広い業界情報交換
11月9日(金) ロンドン
● 個別ビジネス折衝の日(自由行動)
● オプションとして、電力取引所などサスティナビリティ
【日時】
第1回 8月31日(金) 17時~18時30分
第2回 9月4日(火) 17時~18時30分
第3回 9月6日(木) 16時~17時30分
第4回 9月12日(水) 16時~17時30分
【プログラム】
1.本視察ツアーのテーマ説明 (5分)
2.事業構想の必要性とその発着想 (25分)
3.ツアーの内容・詳細 (25分)
4.質疑・応答 (15分)
5.個別質問 (20分)
【企画】 株式会社日本ビジネス出版
【監修】 事業構想大学院大学付属事業構想研究所
【後援】 駐日英国大使館
【場所】 事業構想大学院大学 (東京都港区南青山3-13-16 東京メトロ・表参道駅下車1分)
【定員】 各回 30名
【費用】 無料
説明会参加をお申込みの方はこちらから...
「ISO 50001 自己宣言」ワークショップ 3日間集中コース、マレーシアで開催。9月25日~27日
EnMS-Doc は、マレーシアにおける EnMS パートナー・ EeSolution Engineering 社(会社概要はこちら)とチームワークを組んで、エネルギーユーザ組織が「ISO 50001自己宣言」できる力量レベルすることを目的に、 EnMS 運用責任者を対象とした「ISO 50001 自己宣言」ワークショップ 3日間集中コースをマレーシアで開催します。
目的:
- 組織のエネルギーパフォーマンスを改善する。(ワークショップにおいて、少なくとも5%のエネルギー削減が得られる機会を抽出します)
- エネルギー削減の定量化評価をする実績ある回帰分析による原単位評価方法をマスターする。
- 参加者が、組織の EnMS 運用(ISO 50001自己宣言できるレベル)を指揮する力量を身に着ける。
3日間の集中コースは、EnMS-Doc 主要12文書を利用して、必然的に ISO 50001 要件に適合するEnMS運用のグローバルコンセプトを受講者に熟知してもらいます。そして、実践型のワークショップにより、現場でどのような指導をし、どのように全員参加によるEnMSを効率よく運用するかの経験を通して、知識と体験の両面からエネルギーマネジメントによる事業展開の技をマスターしていただき、組織の幹部候補として活躍することを目的とします。ワークショップは次の主要項目が含まれます:
(1) エネルギーレビューのプロセスの実践。エネルギー診断士が参加し、受講者の積極参加
により、組織の省エネルギー機会項目を技術面と運用面から特定してもらい、また、組織に
合った「見える化」システムを構築してもらいます。
(2) エネルギーレビューで提案された項目をマネジメントレビューに諮り、その経過を踏まえて
EnMS 活動計画を作成してもらいます。
(3) 作成したEnMS 活動計画をもとに、wiki50001というパーパレス EnMS 運用管理ツール
を使って、実用面、運用面を体験していただきます。
(4) (1) から (3)項で EnMS 運用に自信をもっていただいた後、EnMS監査ガイドライン
および監査スコアカードシステムによる明確・公平なプラス志向監査を、先のwiki50001の
監査員-被監査人インターフェィス機能を利用して、費用をかけないで効率よく実施する
手法に慣れていただきます。
詳細についてはワークショップ案内資料をダウンロード(英文のみ)して下さい。
ワークショップは、EnMS 計画 (P)、 実施と運用 (D)、 評価検証 (C) および 改善 (A) の重要要素が、ISO 50001要件に沿ってカバーされています。受講者は、EnMS 運用上有効なツールと技法に巡り合える機会をもち、実践環境でのデータを取り扱います。3日間の本コースを完了後、受講された方々はそれぞれの組織に戻り、得た体験と知識により組織の EnMS 運用は必然的にエネルギーパフォーマンス改善の道を歩み、対外的に自信をもって「ISO 50001自己宣言」できることを狙っています。
本件に関するお問合せは、nobby@enms-doc.com 山之内までご連絡下さい。
EnMS-Doc 管理文書、「環境ビジネス」オンラインでも好評販売中
7月2日より、以下のセットメニューが、月刊「環境ビジネス」の(株)日本ビジネス出版「環境ビジネス」オンラインでも販売されています。
- M333J セットメニュー #101, 「全12主要文書」
- M555J セットメニュー 「EnMS監査OJT」セット(スコアカード利用)
「環境ビジネス」オンライン - EnMS ドキュメント販売ページ
無料ダウンロード資料
"省エネ法「管理標準」と一つになるISO 50001 適合型エネルギーマネジメントシステム手引書(実用編)"
省エネ法とISO 50001をブレンドした「EnMS 管理標準」の構成と概要を紹介するプレゼンテーションです。
魅力あるモニタリングの世界へご案内します。
「ちょっと楽しいEnMS 監査の世界」へご案内します。
TEAM Sigma を使ってベストプラクティス メータ・データ分析技法による無駄の洗い出し と エネルギー効率改善。
1か月で組織が ISO 50001 「自己宣言」できる EnMS 運用を築き上げます。
EnMS-Doc 事業概要 (提供するサービス)
EnMS 関連ドキュメント作成
- EnMS 管理ドキュメント「ガイドブック + テンプレート = インワン」シリーズ」...EnMS 主要12管理ドキュメントセット紹介リーフレット
- EnMS 監査ガイドライン」...EnMS 監査ガイドラン紹介リーフレット
- EnMS 監査スコアカードスコアカードサンプルシートを見る...
- 組織の要求項目に沿った、EnMS 関連ドキュメントの企画、作成
EnMS 関連コンサルティングサービス業務
- 組織が ISO 50001 「自己宣言」できる EnMS 運用体制を1か月で構築する支援業務...コンサルティング業務紹介リーフレット
- EnMS 運用管理に関わるコンサルティング業務
- EnMS モニタリング活動に関するコンサルティング業務
- EnMS 監査に関するコンサルティング業務
その他 EnMS 関連サービス
- 国際会議やセミナーなど、EnMS 関連イベントコーディネーション
- 「米国新規事業開拓ツアー」など、EnMS 関連 グローバル規模事業開拓ツアーコーディネーション
- EnMS 関連翻訳業務 (英語⇔日本語)
EnMS 関連事業パートナーシップ
- グローバル間、EnMS 関連製品およびサービスの紹介
- EnMS 関連事業グローバル組織間連携業務
- EnMS 関連グローバル事業営業業務
アーカイブ
エネルギーマネジメントシステムのグローバルインパクトについての国際会議(第2回)
「ISO 50001 の発展に相応しい環境づくり」- アイルランド共和国ダブリン市 (2012年5月4日)続きを読む
EnMS監査ガイドランと関連ツール(EnMS監査スコアカード)の導入...続きを読む...
SEPで ISO 50001 の一歩先を行く米国 認証にこだわらず「実」を取る方向へ
システム規格社が発行するISO専門誌「月刊アイソス」3月号(90~93ページ):ISO 50001認証事例シリーズ第5回に、「SEPでISOの一歩先を行く米国 認証にこだわらず「実」を取る方向へ」と題して、ISO/TC242(エネルギーマネジメント技術委員会)エキスパート米国代表ケン・ハミルトン氏(ヒューレット・パッカード社 環境及びエネルギーサービス・コンサルティング部門ワールドワイドディレクター)を取材した記事が掲載されました。その内容を紹介しています。続きを読む...
ISO 50001 魅力あるエネルギーモニタリングの世界へようこそ続きを読む...
ISO 50001 自己認証(認証の自己宣言)を推奨する理由...続きを読む...
常に初心に戻りISO 50001 の本当の意図を再認識し、ISO 50001 を元気にしたいと考えています。続きを読む...
ニュースレリース(1月19日)米国エネルギー省:SEPプログラム登録一事業所単位で最高300万ドルの補助金制度による支援を発表。続きを読む...
省エネ法「管理標準」とEnMS運用におけるISO 50001 適合性をブレンドするには、文書化が非常に重要な位置づけとなります...続きを読む...
ISO 50001 はISO-レーション(孤独)になることから解放します...続きを読む...
フロントページのバックナンバー
ようこそ ISO 50001...(2011年6月~9月フロントページ版)ページを見る...
ISO 50001 を元気にしよう...(2011年10月~11月フロントページ版)ページを見る...
季節のご挨拶 「日本のエネルギーマネジメントパワーに拍手」...(2011年12月フロントページ版)
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2012年謹賀新年「[事業アウトプットを強化する EnMS パワーの年」...(2012年1月フロントページ版)ページを見る...
「米国エネルギー省:SEPプログラム登録一事業所単位で最高300万ドルの補助金制度による支援を発表」...(2012年1月-2月フロントページ版)ページを見る...
魅力あるエネルギーモニタリングの世界へようこそ...
(2012年3月フロントページ版)ページを見る...
SEPで ISO 50001 の一歩先を行く米国 認証にこだわらず「実」を取る方向へ...
(2012年3月-4月フロントページ版)ページを見る...
SEP ベストプラクティススコアカードコンセプトを参考にした EnMS 監査ガイドライン...
(2012年4月フロントページ版)ページを見る...
注目のEnMS監査スコアカード...(2012年4月-5月フロントページ版)ページを見る...
TEAM Sigma: EnMS ソリューションソフトウェアスイート...(2012年5月-6月フロントページ版)ページを見る...
ISO 50001 1周年記念特集...(2012年6月-7月フロントページ版)ページを見る... |