EnMS-Doc 社とマレーシア・パートナー EeSolution Engineering社との協働で、本サイトへ新たに「マレーシア」ページを開設しました。これより、エネルギーユーザを中心としたEnMS運用を奨励する「マレーシア」に関連する内容をグローバルで共有したいと考えています。「マレーシア」ページを開設した理由は、マレーシアが、ISO 50001 に適合する EnMS 運用に積極的に取り組もうとする機運があるからです。クアラルンプールにて9月25日から開催した「ISO 50001 自己宣言」ワークショップ 3日間集中コースは参加者全員の積極的な参画により、多大な成果をあげました。そして、参加メンバーより、マレーシア産業をグローバルにおいて競争力をつけるため、「マレーシアエネルギーユーザによる ISO 50001 自己宣言 EnMS運用同盟」の結成が提案されました。 主催者はこの積極性を生かしたいと考え、「マレーシア」ページの開設を約束し、「マレーシア・エネルギーユーザによる ISO 50001 自己宣言 EnMS運用同盟」を支援するに至りました。
マレーシア・サイトはマレーシア専用のタブが設けられています。マレーシアにおいては、EeSolution Engineering 社とのパートナーシップにより、EnMS-Doc 社の活動内容がドキュメント主体からコンサルティング主体になっていることがおわかりいただけると思います。EnMS-Doc 社の新たな動きにご注目下さい。今後、「ISO 50001 自己宣言同盟」の活性化と効率よい EnMS 運用を通したエネルギーユーザによるエネルギーパフォーマンス改善へ注力したいと考えています。「マレーシア」ページへ...
ワークショップは、3日間のコースを完了後、受講された方々はそれぞれの組織に戻り、得た体験と知識により組織のリーダとなって ISO 50001 適合する EnMS 運用を展開し、必然的にエネルギーパフォーマンス改善を成し遂げ、対外的に自信をもって「ISO 50001自己宣言」できることを目的としました。
目的を達成するために、EnMS-Doc社が作成した主要 EnMS 管理12文書を利用するとともに、EeSolution Engineering社とEnMS-Doc社のノウハウと経験内容を提供しながらワークショップを通じて、参加者に経験を伴う内容でマスターしていただきました。その結果、必然的に ISO 50001 要件に適合するEnMS運用のグローバルコンセプトを組織に導入できる形が整ったことが参加者に認識いただき、レベルの高いワークショップであったとの評価をいただきました。また、ワークショップでは、メディアウィキをフレームワークとしたパーパレス EnMS オペレーティングシステムが紹介され、そのシステムによって、参加者に実際に EnMS 実施と運用を試みてもらいました。参加者全員が そのシステムにより、EnMS を効率よく運用できることを理解いただくと同時に、EnMS 内容を理解するツールとしてシステムに注目が向けられました。
参加者の評価は以下のようにまとめられます:
- ワークショップの内容により、組織内の意識改革が必要だと認識し、その要因が掴めた。
- 組織トップのリーダシップとエネルギー管理統括者の権限と役割の重要性がこれほど大きいものであるかをよく理解した。
- ISO 50001に適合するためには、それに匹敵する文書化が必要不可欠であることが認識できた。ワークショップで完成度の高い管理12文書が入手できたことによって、ISO 50001適合性へかなり自信が持てた。
- ワークショップで紹介されたパーパレス EnMS オペレーティングシステム(enms-doc.wiki50001バージョン)は、運用管理面で経済的な EnMS運用を可能にし、その上、コミュニケーションを促進し、EnMSトレーニングツールとして使える優れものである。
- ワークショップで習得した「y = ax + b」EnPI によるペースラインと目標の特定は、簡潔な指標で使い勝手がよく今まで抱えていた悩みが解消された。
- データ取り扱いと分析を重視したエネルギー・モニタリングの考え方は、経済的で導入しやすい内容である。
- エネルギーレビューにおけるエネルギーアセスメントの考え方は、エネルギーパフォーマンス改善へ、運用面を重視した投資のあまりかからない改善内容を特定するヒントが得られた。
本ワークショップはマレーシア政府エネルギー効率化局(Suruhanjaya Tanaga-Energy Commission)より認定され、エネルギー効率専門科目として参加者に8単位が与えられた。参加者はトップマネジメントの代表となるエネルギー管理統括者または近い将来の候補者であったため、、レベルの高いワークショップであった。
ワークショップの内容を読む(英文)...
...ワークショップ3日間のアジェンダ(スケジュールおよび内容)に興味ある方はこちらから(英文pdf版)
主催者として、同盟結成への流れはかなり必然的であったと評価する。一般的に、マレーシアの方々は、謙虚であり、よいアイディアには真剣に耳を傾け、失敗を恐れず「やってみる」という意識が高く、また失敗による改善の価値を評価している。つまり、PDCA のサイクルを備えているということになる。また、英語でビジネスをすすめる環境を備え、グローバルへの適合性が高い。ワークショップにおいて遭遇した唯一のギャップは、礼儀をわきまえている文化からか、トップマネジメントへのコミュニケーションが弱いところが指摘された。 『マレーシア・エネルギーユーザ EnMS 運用「ISO 50001 自己宣言」同盟』の結成はそのギャップを埋めたいという気持ちの表れでもある。後日、エネルギー効率化局担当者へ内容報告にうかがったところかなり前向きの賛同をいただいたので、国として支援いただくことを期待している。
『マレーシア・エネルギーユーザ EnMS 運用「ISO 50001 自己宣言」同盟』の結成
|
♣ KJM Aluminium Can Sdn. Bhd. (アルミ缶メーカ)
♣ TenCate Geosynthetics Asia Sdn. Bhd. (建築材メーカ)
♣ Kian Joo Packaging Sdn. Bhd. (アルミ缶メーカ)
♣ Tasek Corporation Berhad (セメントプラント)
♣ Cargill Palm Products Sdn. (生活・食用精油プラント)
♣ EeSolution Engineering (事務局)
♣ EnMS-Doc Associates (事務局) |
|
「連携制御ガイドブック」は連携制御の導入検討から効果の検証方法までを網羅した総合的なガイドブックでです。
連携制御の適用によってどのような効果が得られるかを紹介すると共に、導入対象の選定における着眼点、導入のための準備やその手順、得られた効果の検証方法などを詳しく紹介しています。
「連携制御」は、JEITA 「制御・エネルギー管理専門委員会」・省エネルギー・ワーキンググループの知識の結集と多大な努力により創り上げられたコンセプトです。日本語版は本年1月に発刊されました。そして、経済産業省「アジア域内の知識経済化のためのIT活用等支援事業(グリーンIT推進)」の一環としてJEITA・グリーンIT推進協議会が英語版を8月に完成し、今回のインドでお披露目公開されたのが経緯です。「連携制御」コンセプトがエネルギーマネジメント運用の上で、エネルギーパフォーマンス改善への究極なソリューションであり非常に注目を受ける中、グリーンIT推進協議会の委託でEnMS-Docが英訳作業をさせていただいたことを光栄に思っています。「連携制御ガイドブック」は以下のサイトからダウンロードできます。
日本語版: 「連携制御ガイドブック」
英語版: 「RENKEI Control Guidebook」
- EnMS 管理ドキュメント「ガイドブック + テンプレート = インワン」シリーズ」...EnMS 主要12管理ドキュメントセット紹介リーフレット
- EnMS 監査ガイドライン」...EnMS 監査ガイドラン紹介リーフレット
- EnMS 監査スコアカードスコアカードサンプルシートを見る...
- 組織の要求項目に沿った、EnMS 関連ドキュメントの企画、作成
- 組織が ISO 50001 「自己宣言」できる EnMS 運用体制を1か月で構築する支援業務...コンサルティング業務紹介リーフレット
- EnMS 運用管理に関わるコンサルティング業務
- EnMS モニタリング活動に関するコンサルティング業務
- EnMS 監査に関するコンサルティング業務
- 国際会議やセミナーなど、EnMS 関連イベントコーディネーション
- 「米国新規事業開拓ツアー」など、EnMS 関連 グローバル規模事業開拓ツアーコーディネーション
- EnMS 関連翻訳業務 (英語⇔日本語)
- グローバル間、EnMS 関連製品およびサービスの紹介
- EnMS 関連事業グローバル組織間連携業務
- EnMS 関連グローバル事業営業業務
「ドキュメントメニュー」ページへ