米国エネルギー省：SEPプログラム登録一事業所単位で
最高300万ドルの補助金制度による支援を発表

本プログラムは米国における製造事業体のエネルギー効率改善を狙い、グローバルにおける競争力強化に拍車をかける。

2012年1月19日
米国エネルギー省（DOE）は、米国内製造業のグローバル競争力を増進し、新たな雇用を生むことに期待する継続的エネルギー効率向上を支えるDOEのSEPプログラムに登録した事業所一単位に最高300万ドル補助金による支援を本日発表した。SEPプログラムを導入、運用および促進する少なくとも一事業体を支援する資金提供となる。本年中に導入する透明性の高い段階的承認プロセスを提供する自主的プログラムは、製造および商用事業体のエネルギーパフォーマンスの改善とエネルギーコスト削減を実現する仕組みとなっている。

SEP プログラムは DOEが進める国内の全製造業エネルギー効率向上努力の目玉となる。本通達に沿って資金提供に選ばれたSEPプログラム執行者は、プログラムの導入と初期段階の監督を担う責任を持つ。 執行者は、資金供与3年以内にSEPプログラムが自給自足の報酬ベースになるようなサスティナビリティに特化した事業モデルを企画し実行する。

SEPプログラムは製造および商用事業体にかかわらず、エネルギー管理者へやりがいのある課題を提供する。エネルギー管理者にとってプログラムは、社内のエネルギー効率向上機会への関心を高め、競合機会の事業メリットを評価する一貫したモデルを展開し、会社指導者によるエネルギー効率へのコミットメントを生かし、そして省エネルギーのアップグレードへのガイダンスを提供するからである。現在、米国20州にわたり、35社がSEP製造業実行プロジェクトに参加し、その課題を事業機会に転換するべく努力している。また8社の商用事業体によるパイロット施設はすでにSEPプログラム要因と事業計画を想定してその内容が実施されている。

補助金は少なくとも一企業へ3年の期間で交付され、プログラムのゴール達成および成果物の進捗度の評価するために毎年パフォーマンスレビュー実施の対象となる。補助金への申請資格機関は、米国内機関または学術研究機関との共同機関、非営利機関（501(c) (4) 非営利を除く）および営利民間機関を含む。

詳細情報および申請要件については、補助金機会情報交換ウェブサイト（Funding Opportunity Exchange website）をお訪ね下さい。本補助金機会に関する趣意書提出期限は2012年2月21日である。申請書の受付期限は2012年3月21日東部標準時間午後5時である。DOEによる申請者への補助金決定の連絡は2012年5月までに実施することを予定し、補助金交付は2012年6月までに実施される。

DOEのエネルギー効率・再生エネルギー部は経済を強化し、環境を保護し、米国の海外オイルの依存度低減するクリーンエネルギー技術に投資役割を担っている。また、米国製造業がグローバル経済における競争優位性の確保を支援するために、DOEの高度製造部は、新しい高エネルギー効率生産プロセス、製品および材料の調査、開発、実演、普及させる活動担っている。

（DOEサイト EERE News より）